近年では、中国の若者たちの間で「旅をしながら屋台を出す」というスタイルも広がっている。(GettyImages)

「野菜拾いツアー」がブーム 観光地の業者は苦境で悲鳴

今月初め、中国では合計8日間の休暇となった。全国各地の観光地には多くの人が押し寄せたが、今年は例年とは少し様子が異なる。旅行には出かけているものの、消費はほとんど増えていない。「必要以上の出費はしない」「無駄遣いは一切しない」という合言葉のもと、宿泊費を節約するために自前のテントを持ち込み、道路脇で一夜を明かす旅行者も現れている。観光業者からは「今年は本当に異常だ」という悲鳴が上がっている。

中にはお金を使わないどころか、旅をしながら屋台を出して収入を得る人も登場した。さらに、野菜を拾って持ち帰って冬のあいだ食べ続ける人もいるようだ。

中国のSNSでは、かつて観光地の宣伝といえば「どんな体験ができるか」「何が名物か」といった情報が主流であった。しかし現在は「どこで最も節約できるか」「無料で国内旅行を楽しむ方法」などの節約術の投稿が人気を集めている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で豪雨により自宅が水没。それでも男性はソファでスマホ。ネットでは「この境地に達したい」「焦るほうが負け」と話題に。その達観ぶりに思わずネット二度見
米カリフォルニア州アーケディア市の前市長アイリーン・リー・ワン氏が、中共政府の違法代理人として活動した罪を正式に認めた。量刑審理は10月に予定されている
昨年、中国からの資金流出が推定で1兆400億ドルと過去最高。中共当局は越境証券取引の取り締まりを強化し、米国株など海外市場への投資ルートを締め付けている
発がん性が指摘されているにもかかわらず、中国では今も販売されている嗜好品「ビンロウ(檳榔)」。広州で予定されていた文化展は「なぜ宣伝するのか」との批判を受け中止となった
中共が近年、新疆ウイグル自治区などの辺境の砂漠地帯で、核軍事施設のネットワークを急速に建設・拡大している。同地域が長年にわたり大規模な核実験の舞台とされてきた背景には、中共による「民族浄化」政策が存在する