イメージ画像、2020年6月、中国。(ASAAD NIAZI/AFP via Getty Images)
子どもの採血に不信高まる

「何を目的に子どもの血を集めるのか」 上海の小学校で採血同意書が波紋

上海市内の小学校で、児童に「生物サンプル採取の同意書」が配られ、保護者の間に不安が広がっている。文書は上海市疾病予防管理センター名義で、血液や組織サンプルを採取する「調査」への参加を求める内容だった。

11月1日、ある母親がSNSに動画を投稿し、この問題を告発した。動画には「赤血球採取」「生物サンプル識別」などの項目が記された同意書が映っており、同意した子どもには毎年50元(約1100円)のギフトが渡されると説明されていた。

母親は「夫は先生の機嫌を損ねたくないから署名したほうがいいと言っていたが、血液型や組織サンプルは個人情報の中でも特に重要。子どもの安全が心配で、最終的に『不同意(同意しない)』にチェックした」と語った。

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