中国 消費低迷と嗜好の変化が直撃

かつての定番飲料が苦戦 中国で進む「甘い飲み物離れ」

2026/06/13 更新: 2026/06/13

中国で「国民的ブランド」とも呼ばれる食品・飲料大手、康師傅(カンシーフー)のアイスティーが苦戦している。

康師傅のアイスティーは1997年の発売後、手頃な価格と「当たり付きキャップ」の販促企画で人気を集め、中国を代表するペットボトル飲料へと成長した。

かつては工事現場の作業員や学生が箱買いするほどの人気商品だったが、今では「1日で1箱も売れないことがある」と店主たちは嘆く。スーパーやコンビニでも、以前はレジ横など目立つ場所に並んでいた商品が、いまや棚の隅へ追いやられている。

メーカーは値上げを発表したものの、多くの店は以前と同じ価格で販売を続けている。店主たちは「値段を上げればさらに売れなくなる」と警戒している。

背景にあるのは消費者の好みの変化だ。若者を中心に甘い飲み物を避ける傾向が強まり、無糖茶やコーヒー、機能性飲料が人気を集めている。

景気低迷による節約志向も広がるなか、無糖茶やコーヒー、炭酸水、エナジードリンクなどが次々と登場し、消費者の選択肢が大幅に広がったことで、飲料市場の競争は激しさを増している。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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