リヴァダ・ネットワークスの会長兼CEO、デクラン・ガンリー氏。2025年11月14日、ワシントンにて Madalina Kilroy/The Epoch Times
海底ケーブル依存から、宇宙空間の新インターネットへ

宇宙に「アウターネット」を築こうとする男 それを狙う北京

デクラン・ガンリー氏は、脆弱な海底ケーブルへの依存を断ち切り、宇宙空間に新たなインターネットの代替網を構築しようとしている。

地球からおよそ600マイル上空を、光速でデータを運ぶ衛星群が周回している――それがガンリー氏の描く「アウターネット(Outernet)」の構想である。自己完結型のデータ・アーク(データの方舟)として、世界の最も重要なデジタル通信を担う「バックアップのインターネット」を目指す。

通信企業リヴァダ・ネットワークス(Rivada Networks)のCEOであるガンリー氏によれば、現行の通信ネットワーク――スターリンクを含むすべてのグローバル通信――は現在、一般のインターネットを経由しており、「悪意ある脅威に満ちた穴だらけの公道」である。一方、アウターネットは完全に独立しており、通信は宇宙空間内で完結する。地上インフラを通さず、レーザーリンク衛星ネットワークを通じてユーザーに直接データを届ける仕組みだという。

▶ 続きを読む
関連記事
衆院選期間中、X上で中国系アカウントによる組織的な情報拡散が行われていたとする報道が波紋を広げた。今後、民主主義国家が直面するのは「ネット工作部隊」ではなく「アルゴリズムによる統一戦線」になるとの見方が出ている
中共の浸透工作を防ぐため、スコット米上院議員は2月18日、新たな法案を提出した。有効なビザを持たない中国人の米国入国を禁止する内容だ
「汚い首」発言の中国駐大阪総領事が沈黙を破り再始動。旧正月行事での発言や華僑団体の登壇は単なる友好ではなく、日本への「三戦(世論戦・心理戦・法律戦)」を仕掛ける高度な政治工作である可能性を解析する
米国の作家ピーター・シュバイツァー氏は、中国共産党政府がいわゆる「出産旅行」を通じて出生による市民権制度を利用し、将来的に米国の政治や社会に影響を及ぼそうとしていると指摘している
米トランプ政権は、外国から米大学への資金提供を公開する新ポータルを開設した。カタールや中国が数十億ドル規模で上位に並び、学術分野を通じた対外宣伝や影響力行使への警戒が強まる