市民の怒りが政府そのものに向かい始めた?
中国で市民が政府庁舎に車で突入 発砲の中で拘束 当局は情報を即時封鎖【動画あり】
中国南部の広西チワン族自治区北海市で11月24日、政府庁舎の正門に乗用車が突っ込む異例の事件が起きた。
現場では武装警察が発砲し、白い服の男性が車から引きずり出されて拘束された。だが映像はすぐに削除され、関連情報は一切閲覧できなくなった。
事件後、ネットでは完全に沈黙が強いられたが、抖音(中国版TikTok)には検索履歴だけが残り「政府庁舎で何が起きたのか」「発砲は本当か」といった言葉が並んだ。市民の間では「よほど理不尽な事情があったはず」との声が静かに広がっている。
関連記事
中国でフードデリバリー配達員が数百人規模で抗議。警察が介入し強制排除。年末の中国に漂う不穏な空気が、現場からにじみ出ている。
今年も中国でサンタが捕まった。ツリーは並ぶのに、サンタは捕まる。そして派出所はサンタでいっぱい。OKとNGが分かれる、中国のクリスマス事情
また社会報復か。中国・福州で暴走車。当局は「操作ミス」と説明するが、減速なしの逆走に市民は納得せず。
北京を取り囲む高速トンネルで爆発。凄惨な映像が拡散する一方、1週間以上が経過しても中国公式メディアは沈黙。なぜ何も報じられないのかという怒りが広がっている。
中国で感染症が急拡大。子どもを中心に重症化や死亡が相次ぎ、ICUは満床との声も。中共当局の発表と医療現場の実感には大きな隔たりがある。