ドローンによる偵察の様子。(宋碧龍/大紀元)

DJI製ドローン 家中で試験飛行 即警察に連行され

上海で中国のDJI製ドローンの試験飛行直後、警察が来訪し連行。データの管制が恐ろしい。

最近、上海在住のネットユーザーがSNS上で、「自宅で新しく購入したDJI製ドローンを試しに飛ばしたところ、わずか一分も経たないうちに警察が自宅に来て自分が連行された」と投稿した。このネットユーザーによると、警察は派出所で数時間にわたり事情聴取を行い、供述内容を筆録したうえで、最終的には「誤った操作」として処理したが、その一連の経緯に強い衝撃を受けたという。

12月1日、ハンドルネーム「@jackygu2020」を名乗るこのユーザーはSNS「Threads」に投稿し、「ドローンが届いたので、室内でおよそ20秒試験飛行を行い、正常に動作することを確認した後、すぐに電源を切った」と述べた。しかし間もなく、2人の警察官が自宅を訪れ、彼を派出所へ連行したという。当局が提示した証拠には、ドローンが撮影した室内の写真、飛行軌跡の記録に加え、ドローン購入時のチャット記録や物流情報が含まれていた。

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