病院に殺到する患者と、重症化して入院治療を受ける子どもたち。中国各地で医療現場の混雑が続いている。(映像よりスクリーンショット)
病院は満床状態 公式発表と現場の危機感に大きな差

中国各地で小児中心に感染症流行 ICU入室・死亡例も

中国各地で今冬、感染症の流行が急速に拡大している。特に小児を中心に重症化事例が相次ぎ、集中治療室(ICU)への入室や死亡例も確認されるなど、深刻な状況となっている。

中国の疾病対策当局が公表した統計によると、直近3か月間におけるA型インフルエンザの重症による入院、集中治療室(ICU)への入室および死亡例は、前年同期比で40.2%増加した。今シーズンの流行規模は、当局の監測データ上、過去4年間で最も高い水準に達しているとされる。

現在、中国で検出されているウイルスの大半は、A型インフルエンザの一種であるH3N2型であり、全体の95%以上を占めている。感染力が極めて強く、発症後短時間で高熱を呈しやすい点が特徴とされる。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の2026年第3四半期GDP成長率は4.4%と予測され、年間目標の下限を下回る見通しだ。半導体やAIが伸びる一方、内需や不動産は低迷。IMFは資本配分の偏りが生産性の伸びを抑えていると指摘
中国で仕事をする台湾芸能人に求められる「政治的忠誠」。中国で稼ぐために、どこまで求められるのか
せっかくの大型連休、観光スポットには警察官がずらり。上海の外灘や南京路では今年も「人間の壁」が登場。少々殺伐として見える光景だが、ここまで警戒するのには理由がある
中国の大学で広がる「密告競争」。VPN、欠席、ゲーム、禁止家電、SNSでの発言まで、ライバルの弱みを大学に通報。相手が推薦から外れれば、自分にチャンスが回ってくる
中共がWHO次期事務局長選に政府高官の宋莉を擁立する計画だとロイターが報じた。米国のWHO脱退を背景に、中共による国際機関への浸透や影響力拡大、候補者の独立性をめぐる懸念が高まっている