令和7年12月25日、高市総理は、都内で内外情勢調査会が開催した全国懇談会に出席した(出典:首相官邸ウェブサイト)

高市総理 対中外交の「扉はオープン」強調 国益死守と日米同盟強化で挑む安定構築

令和7年12月25日、高市総理は内外情勢調査会の全国懇談会に出席し、日中関係の現状と今後の外交戦略について語った。総理は、緊迫する国際情勢の中で、日本の国益と国民の安全を最優先に掲げつつ、中国との間で「建設的かつ安定的な関係」を構築する姿勢を改めて強調した。

現在の日中関係をめぐっては、台湾有事に関する国会答弁などの認識の相違に加え、中国側による経済的・軍事的な威圧といった「理不尽」とも言える行動が重なり、緊張状態が続いている。こうした状況に対し、対立の長期化を懸念する声もあるが、総理は一貫して「戦略的互恵関係の包括的推進」を基本方針として掲げている。

総理は、隣国同士である以上、懸念事項や課題が生じるのは避けられないという現実を指摘した。その上で、「課題があるからこそ、首脳間を含めたあらゆるレベルでの意思疎通が重要である」との認識を示している。日本側は対話の窓口を常にオープンにしており、決して扉を閉ざしてはいないというのが総理の一貫した立場だ。

▶ 続きを読む
関連記事
日本とフィリピンの首脳会談を受け共同声明が発表された。両国関係が前例のない水準の信頼と協力を有する「プラチナ時代」に入ったことを高らかに宣言する歴史的な内容となった
28日、高市総理とマルコス比大統領が首脳会談を行い、国交正常化70周年を機に、両国関係を初の「包括的・戦略的パートナーシップ」へ格上げし、安全保障や経済分野での連携強化で一致した
「地域の希望ある未来を築くために、どうか御一緒に――」。高市総理が全国市議会議長会で強く訴えたのは、国と地方の結束だった。中東危機に備えた3兆円強の補正予算や、現場の「目詰まり」解消に向けた協力要請など、また共に危機を乗り越え、日本を強く豊かにする「地域未来戦略」を訴えた
インテリジェンスの司令塔となる「国家情報会議設置法」が成立。高市総理は会見で、本法が情報力を高め国益や国民の安全を守るための「改革の第一歩」であると意義を強調した
「我々に時間的猶予はない」。グラス駐日米大使は、高市首相の公約実現を支援する自民党有志の勉強会「国力研究会」の初会合で講演し、防衛や経済安保における日米協力を即座に「ターボチャージ」すべく、米国の「トランプ・タイム」と日本の「高市タイム」というかつてないスピード感で、今すぐ大胆な決断を下すよう求めた