中国の王毅外相(中央)は、2024年7月23日、北京の釣魚台国賓館で行われた「北京宣言」の調印式で、パレスチナ各派のメンバーと集合写真を撮影した Pedro Pardo/Pool/AFP via Getty Images
なぜ北京はこの戦争を絶好の機会と見なすのか

ガザの悲劇を「好機」に変える中国 中東から仕掛ける米主導秩序の解体工作

評論

イスラエルとハマスの間で戦争が勃発した際、世界の耳目は目下の危機に釘付けとなった。最初の数日間、世界の関心と共感はイスラエル側の犠牲者に向けられていた。しかし1週間ほど経つと、世界の共感はガザ地区に住む人々や、ハマスの大義へと急速に移り変わっていった。

しかし、この戦争の全期間、そして幾多の和平工作を通じて、中国共産党(CCP)はこの紛争を「解決すべき問題」としてではなく、「自らの世界的影響力を拡大する好機」として捉えてきた。中国は、この地域の政府との貿易・金融面での結びつきを武器にハマスへの支持を強め、それによって中東およびイスラム圏全体における自国の威信を高めると同時に、アメリカとイスラエルの地位を低下させる機会であると見なしているのだ。

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