ベネズエラ原油 中国の関与余地も 米国が主導維持=米エネ長官
クリス・ライト米エネルギー長官は、アメリカが影響力を維持する限り、ベネズエラにおいて中国とアメリカの双方が事業を行う余地はあるとの考えを示した。
ライト氏は1月8日、フォックス・ビジネスの番組で、麻薬テロ関連の罪で逮捕され、ニューヨークで裁判を受けるため移送されたマドゥロ大統領と中国との長期契約について、アメリカはどう対応すべきかと問われた。
これらの契約には、中国石油天然気集団や中国石油化工集団といった中国共産党(中共)の国有エネルギー大手との複数の石油開発案件が含まれる。対象は通常原油と重質原油の両方で、社会主義色を強めたウゴ・チャベス前大統領の時代に拡大した国有化路線をマドゥロ氏が引き継いだ形だ。
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