1月12日、ベネズエラの首都カラカスのボレイタ拘置施設の外で、政治犯の釈放を待つ拘束者の家族が祈りを捧げた後、抱き合う(Carlos Becerra/Getty Images)

ベネズエラが米国人を複数釈放 米政府 石油輸送への監視強化

アメリカ国務省は1月14日、これまでベネズエラに拘束されていた複数のアメリカ人が解放されたと発表した。ただし、解放の規模をめぐっては関係者の見方が分かれている。事情に詳しい関係者によると、アメリカ政府は同国の石油取引に関与したとみられる数十隻のタンカーを差し押さえるため、裁判所に追加の差し押さえ命令を申請しており、ベネズエラの石油輸出をさらに制限する方針だという。

国務省は声明で「ベネズエラに拘束されていたアメリカ人の解放を歓迎する。暫定政権が正しい方向に踏み出した重要な一歩だ」と評価した。

解放された人数について公式な発表はないが、関係筋によると14日に4人、前日の13日に1人が解放されたという。

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