2026年1月9日、ワシントンD.C.にある米国最高裁判所。ドナルド・トランプ米大統領が世界的に導入した包括的な関税措置に関する待望の判決は、金曜日、最高裁判所が発表した意見には含まれていなかった。(写真:SAUL LOEB / AFP via Getty Images)

関税政策は大統領の権限か 米最高裁が判断示さず再延期

米最高裁判所は1月14日、「トランプ政権の関税案件」の判決公表を再び延期し、明確な日程を示さなかった。市場の関心が急速に高まる中、この訴訟の焦点は、大統領が関税政策を実施する法的権限を持つかどうかという点にある。専門家は、度重なる延期は裁判官の間で判断が分かれている可能性を示していると分析している。このことは、結果的にトランプ政権側に有利に働く可能性があるとみられる。最高裁は来週以降も審理を続け、意見を順次公表する見通しである。

14日、最高裁は次回の判決公表日を明示せず、判決内容の事前発表も行わなかった。これは9日に続くさらなる延期であり、市場と世論の注目が一層高まっている。

訴訟の核心となる争点は、トランプ政権が『国際緊急経済権限法』を根拠に、貿易赤字およびフェンタニルなどの麻薬密輸を「国家非常事態」とみなし、世界規模での関税政策を推進したことにある。連邦控訴裁判所は以前、この政策が大統領の権限範囲を超えていると判断していた。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍の中東における展開は明らかに強化される中、イランの原油輸出の約90%を担うハーグ島占領の作戦構想も明るみに出ており、米軍が同島を掌握すれば、その後の交渉において決定的な切り札となり得る。
中東情勢の緊迫化に伴い、ホルムズ海峡を巡る駆け引きが激化する中、中国共産党は利益を享受しつつ責任を回避する関与戦略を維持してきたと米誌が批判。
「命より尊厳」。 イスラエルからの帰国要請でも残る中国人もいる。 その理由とは
イランが米国の提示した停戦案を拒否し、対立は再び先鋭化している。一方で、交渉継続を示唆する動きも伝えられており、強硬派と穏健派の足並みの乱れが政権内で一段と鮮明になっている。内部対立の深まりが今後の情勢を左右するとの見方が出ている
イランは25日、イスラエルに対してミサイル攻撃を行った。幸い、これまでのところ死傷者は報告されていない。イスラエルの救助隊は通報を受け、現場で支援活動を行った。