中共系メディア記者拘束 チェコでスパイ法初適用
チェコ警察は1月22日、17日に中国共産党(中共)の情報機関と関係を持っていた疑いのある人物を拘束したと発表した。捜査には、チェコの防諜機関および対テロ警察が関与している。拘束された人物は、外国勢力のために無許可で活動した罪で起訴された。
その後、ニュースサイト「セズナム・ズプラービ(Seznam Zpravy)」は、複数の関係者の話として、拘束されたのは中共の官製メディア「光明日報」のプラハ駐在記者、楊藝明で、チェコで正式に登録された記者だったと報じた。
また、別のニュースサイト「デニークN」も、拘束された人物は中国籍で、チェコ政界の関係者に関する情報を収集していたと伝えた。主に、政治家と台湾との交流や訪問の詳細に関する情報を集めており、活動の一部はチェコ国外で行われていたという。
関連記事
FBIの機密解除文書で、米民主党のスウォルウェル下院議員が中国国家安全部と関係が疑われる女性との肉体関係を認めたとされる。米政界を狙う長期的な情報工作の実態が改めて注目されている
豪コンサル企業を模した偽サイトが、米政府・軍関係者らを標的にした中国情報機関系の勧誘工作に使われた疑いが浮上。FBIは関連する13ドメインを差し押さえた。日本でも類似の接触への警戒が必要だ
中国本土との関係が疑われる攻撃者が、複数のAIエージェントを連携させた自律型攻撃システムで台湾政府機関を標的にした疑い。85機関に侵入し、2500件超の人事情報を取得した可能性がある
カナダ国籍の中国系女性を、NATO欧州連合軍最高司令部は第三国のためにスパイ活動を行った疑いで拘束した。過去の就職申請で確認していた不正行為と、カナダの安全審査制度の問題点を探る
フランス海軍の元ラファール戦闘機パイロットが、中共への機密情報提供の疑いで正式捜査の対象となった。欧米の元戦闘機パイロットを狙う中共軍の人材獲得の実態を追う