習近平の入場時に、高官らは視線を向け出迎えるが、張又俠は背を向けたまま。(大紀元)

習近平が仕掛けた張又侠失脚劇

中国共産党(中共)軍のナンバー2とされる中央軍事委員会副主席・張又俠が失脚したとの情報が伝わり、国際社会に大きな衝撃が走っている。専門家の分析によれば、今回の張氏拘束は、中共総書記・習近平が中国のことわざ「豚の姿を借りて虎を欺く(無能を装って機を待つ)」の戦術で反習近平派を欺き、最終的に軍事的手段による政変を仕掛けた結果だという。

24日、中国国防部は、中央政治局委員で中央軍事委員会副主席の張又俠、ならびに中央軍事委員会委員で統合参謀部参謀長の劉振立について、「重大な規律違反および法律違反の疑い」があるとして、立件調査に入ったと発表した。

これに先立ち、張と劉が重要会議を相次いで欠席していたことから、すでに失脚したのではないかとの噂がネット上で広がっていた。中共当局が異例とも言える速さで公式発表に踏み切ったことが、憶測を呼ぶ結果となった。

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