2025年3月5日、北京の人民大会堂で開かれた全国人民代表大会(NPC)の開会式に出席する軍代表団(Wang Zhao/AFP via Getty Images)

中国 上級将校の突然の失墜後にさらなる粛清示唆

中国共産党(中共)軍の最高指導部2人の解任は、武装勢力に対する習近平の支配力に新たな疑問を投げかけている。専門家によれば、国営メディアの論調は、軍の粛清がまだ終わっていないことを示唆しているという。

1月24日、中国国防部は、中国共産党中央政治局委員であり中央軍事委員会(CMC)副主席を務める張又侠と、CMC委員兼統合参謀部参謀長の劉振立に対する調査を発表した。

張の解任が公式発表された直後、軍の公式宣伝紙である「解放軍報」は、この動きをイデオロギーの観点から位置づける論評を掲載した。そこでは、軍が共産党の政治思想を遵守し、反対勢力の影響を排除することを求めている。

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2026年、中国共産党軍で進行する苛烈な大粛清を分析。習近平が自ら抜擢した将官さえ次々と葬り去る異常事態は、軍の指揮系統を麻痺させている。独裁者が求める「絶対的な安全」が国家最大の危機を招く
中国の全人代常務委員会で軍将領9人が一斉に罷免された。これは習近平が進める軍浄化の加速と「軍改革」の綻びを示唆している。一方で有力者の張又侠らは免れており、軍内部で激しい権力闘争が続く
米ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は、習近平が軍に対して行っている大規模な粛清が、中共軍の作戦能力に疑念を抱かせる要因になっていると発表した
中国共産党の重鎮、張又俠と劉振立の罪状が「政治問題」から「官職売買」へ変遷。軍内での権力闘争を汚職事件として処理し、刑事手続きを容易にする当局の狙いを、軍内部の情報筋や専門家の分析に基づき詳報する
軍関係者に近い人物によると、中共当局が張又俠と劉振立を「官職売買」の疑いで処罰する方向で準備を進めている