ハメネイ師の次男 ロンドンの資産発覚 1億ポンド超の不動産所有
イランの最高指導者ハメネイ師の次男が、海外に資産を隠匿している新たな手がかりが明らかになった。その中には、ロンドンの通称「億万長者通り」にある1億ポンド(約190億円)以上の価値を持つ不動産も含まれている。
ブルームバーグの報道によると、調査員らはモジュタバ・ハメネイ氏に関連するとみられる不動産および金融資産のネットワークを特定した。このネットワークは、ペーパーカンパニーや仲介人を通じて運営されており、ロンドン北部ハムステッドにある、超富裕層やセレブリティが集まることで有名な「ビショップス・アベニュー(Bishops Avenue)」に11軒の不動産を保有している。その総資産価値は1億ポンド(約1.37億ドル)を超える。
現在56歳のモジュタバ氏は、父アリ・ハメネイ師の有力な後継者候補と目されている。2019年以降、ハメネイ師の事務所で要職を務めていることや、イラン治安機関との関与が疑われることから、米国による制裁対象となっている。モジュタバ氏の不動産帝国は英国にとどまらず、ドバイの高級住宅地の別荘や、欧州各国に点在する商業不動産、ホテル物件にまで及んでおり、さらに複数の国に銀行口座や金融資産を保有しているという。
関連記事
ベッセント財務長官は、イラン政権を支援する国や企業に「距離を置くよう」警告した。トランプ政権は金融、航空、海運など幅広い分野で対イラン制裁を強化している
米国の経済的追放作戦の影響が表面化ている。イランが約7週間にわたり、ホルムズ海峡を通じた大規模な原油輸出を行っていないと報じられた。イラン大統領は9月1日、改めて停戦の意思を示した
EUは米国やG7と連携し、イランへの圧力を継続する方針を表明した。米主導の経済圧力策を歓迎し、和平交渉への参加や地域を不安定化させる活動の停止を要求。追加制裁の可能性にも言及した
トランプ米大統領が、イランと取引する中国の銀行への制裁を示唆した。ベッセント財務長官も、制裁逃れを支援する金融機関をドル金融システムから排除する可能性を警告。9月の米中首脳会談への影響にも注目が集まる
米国がイランへの制裁を強化する中、通貨リアルが過去最安値を更新。テヘランではガソリンスタンドに長蛇の列ができ、物価高や買いだめ、労働者の抗議も広がっている