2025年3月8日、北京の人民大会堂で行われた全国人民代表大会第2回全体会議に出席した中共軍代表団が到着し、階段で写真撮影をする中、警備員が警備に当たっている(Kevin Frayer/Getty Images)

中国 軍トップ解任後に「準戦時」警戒態勢へ 内部関係者が証言

内部関係者によると、張又侠(ちょう・ゆうきょう)の解任後、厳重な内部治安措置が取られた。これは対外的な紛争ではなく、政権の不安定化に対する懸念を示すものである。

中国当局が中央軍事委員会(CMC)の張又侠副主席の解任を発表した際、この動きは中国共産党(中共)内部に衝撃を与えた。事情に詳しい関係者によると、国防部が公式声明を発表する数時間前の1月24日、中央軍事委員会は密かに「準戦時」レベルの内部統制を発動した。

これらの関係者は、安全上の懸念を理由に、匿名または姓のみの公表を条件に大紀元(エポックタイムズ)の取材に応じた。

▶ 続きを読む
関連記事
軍副主席・張又侠の拘束説が流れる中、習近平の姉・斉橋橋ら家族にも「外出禁止令」が出たとの衝撃情報が浮上
中共軍事委員会副主席、張昇民が北京衛戍区を訪れ軍の「安全・安定」を強調した。張又侠失脚後の政局不安が背景にあるとみられ、忠誠表明を続ける張昇民自身の危ない立場も指摘されている
張又侠と劉振立の失脚を受け、中共軍内部の緊張が高まっている。軍の動揺や内部の駆け引きを示す情報が相次ぎ、習近平にとって張又侠の処遇は大きな政治課題となっている
張又俠が失脚した半か月後、2月12日、米中央情報局は中共軍の将校に向けた勧誘動画を公開した。専門家は、この動画が中共の弱点を突く内容となっており、中共上層部の分裂や体制の崩壊を加速させる可能性があると指摘
中国軍副主席・張又侠の失脚後、軍報が過去の反逆者・張国燾を異例の頻度で批判。これは張又侠が軍を私物化し「別の党中央」を企てたことへの暗示か。習近平一強体制における軍内部の激しい権力闘争の深層に迫る