第21回党大会を前に「虎退治」頻発 中共上層部の闘争が白熱化
2025年、中国共産党(中共)の「虎退治(高官摘発)」は過去最多を記録した。2026年も年明け早々、すでに10人の高官が失脚し、ついに軍事委員会副主席の張又侠までもが失脚した。しかし、張又侠の調査については、主に権力闘争が原因であるとの見方が大勢を占めている。
1月31日、中共当局は応急管理部長の王祥喜を調査中であると発表した。官製メディアの統計によると、1月だけで8人の「中管幹部」が落馬した。「中管幹部」とは、中共中央が直接管理する上層官員を指し、その多くは副部長級以上の階級である。
この8人には王祥喜のほか、新疆生産建設兵団副司令官の李旭、核工業集団元総経理の顧軍、内モンゴル自治区元党委員会書記の孫紹騁、水利部元副部長の田学斌、国家林業・草原局元局長の張建龍、中央巡視組副組長の楊宏勇、成都市人大元主任の包恵が含まれる。
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