2025年12月30日、中国東部福建省平潭島(台湾に最も近い島)で中共軍が軍事演習を行う中、中国の艦船が巡視を行っている(アデック・ベリー/AFP via Getty Images)

中共が対台湾工作会議開催 米台軍事協力阻止など4方針が判明

中国共産党(中共)は9日、対台湾政策をめぐる最高レベルの会議を開催している。会議の中核となる4項目には、米台の軍事協力を阻止すること、米台間のサプライチェーン協力を断ち切ること、台湾の地方選挙に対応する作業チームの設置などが含まれているという。台湾立法委員からは、台湾は中共の野心を明確に認識すべきだとの警告が出ている。

国民党は、中共との定例協議、国共フォーラムについて大きな成果を上げたと前向きに位置づけている。一方、台湾の自由時報は、中共の全国政治協商会議主席である王滬寧(おうこねい)が、国民党に対し統一の枠組みを提示し、鄭麗文(てい・れいぶん)国民党主席と習近平との会談を行う前提条件として、アメリカによる台湾への武器売却を阻止することなどを求めたと報じた。

これに対し、鄭麗文氏は、今回の国共フォーラムで蕭旭岑(しょうきょくしん)副主席が北京で王滬寧と面会したが、その会談内容について自由時報が事実をでっち上げ、根拠のない内容を書き立てていると強く否定した。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾政府は2027年度予算案で、防衛関連費を初めて1兆1225億台湾ドルに拡大する方針を示した。GDP比3%超の水準で防衛力を強化し、国民1人当たり1万台湾ドルの給付も行う
台湾の漢光42号軍事演習は、分散型指揮、予備役動員、通信障害、重要施設防護、海上封鎖対策までを検証。軍・政府・企業・民間が連携し、中国の侵攻やグレーゾーン圧力に備える総合防衛体制を試した
台湾の裁判所は8月11日、中国共産党(中共)政権の指示を受けて台湾の選挙に介入した罪などで、中国出身の活動家に懲役7年を言い渡した。
中国共産党軍とインドネシア海軍が台湾東部海域で航行演習を実施することについて、中華民国大陸委員会は8月11日、中国共産党(中共)による軍事的挑発行為は、中華民国の主権を著しく侵害し、地域の安全を脅かすものだと強く非難した。
香港空港で中国本土から米国へ向かう一部乗客に「二次検査」が実施された。中共の新たな出入国管理規定の施行前から、香港で出国管理が強まる動きが注目されている