2025年12月30日、中国東部福建省平潭島(台湾に最も近い島)で中共軍が軍事演習を行う中、中国の艦船が巡視を行っている(アデック・ベリー/AFP via Getty Images)

中共が対台湾工作会議開催 米台軍事協力阻止など4方針が判明

中国共産党(中共)は9日、対台湾政策をめぐる最高レベルの会議を開催している。会議の中核となる4項目には、米台の軍事協力を阻止すること、米台間のサプライチェーン協力を断ち切ること、台湾の地方選挙に対応する作業チームの設置などが含まれているという。台湾立法委員からは、台湾は中共の野心を明確に認識すべきだとの警告が出ている。

国民党は、中共との定例協議、国共フォーラムについて大きな成果を上げたと前向きに位置づけている。一方、台湾の自由時報は、中共の全国政治協商会議主席である王滬寧(おうこねい)が、国民党に対し統一の枠組みを提示し、鄭麗文(てい・れいぶん)国民党主席と習近平との会談を行う前提条件として、アメリカによる台湾への武器売却を阻止することなどを求めたと報じた。

これに対し、鄭麗文氏は、今回の国共フォーラムで蕭旭岑(しょうきょくしん)副主席が北京で王滬寧と面会したが、その会談内容について自由時報が事実をでっち上げ、根拠のない内容を書き立てていると強く否定した。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは
米陸軍が中共軍を最重要の警戒対象に位置づけ、第1列島線での部隊・弾薬の事前配備を重視。台湾有事への備えを進める米軍の新たな作戦指針とは
中国の人気俳優が台湾への入境を拒否された。過去の政治的な言動が問題に。中国政府の抗議に、台湾側も反論
台湾で習近平を風刺したコメディアンが、汚物をかけられた後、車ではねられ負傷。検察は中国籍の人物が45万台湾ドルで襲撃を依頼した疑いを指摘し、台湾人5人を起訴。台湾当局は中国共産党による越境弾圧を強く非難
台湾・台北市長選の最新世論調査で、民進党の沈伯洋氏が支持率50.3%を獲得し、現職の蔣万安氏を17ポイント上回った。若者や女性の支持拡大、無党派層の動向など、選挙戦の変化を伝える