日本衆議院選挙前、中国共産党はネガティブな世論を利用して高市早苗首相を退陣に追い込もうと試みた。だが、中共の圧力はかえって高市氏に歴史的勝利をもたらした。写真は2026年2月8日、衆議院総選挙の投票日に東京・自民党本部で、当選候補者の名前札に赤い紙のバラを貼る日本の首相で自民党(LDP)総裁の高市早苗氏(Kim Kyung-Hoon/Pool/Getty Images)

中共はなぜ「日本の首締め」に急ブレーキをかけたのか

日本の高市政権が進める台湾海峡政策に報復するため、中国共産党(中共)は1月6日、「日本への両用物項(軍民両用製品)の輸出管理を強化する」と高らかに発表した。その範囲はレアアース(希土類)やレアメタル、電子機器など数百種に及んでいた。

中共の発表は強硬な口調で、「即日発効」と強調したうえ、「日本の軍事用途にかかわるものはすべて禁止」と明言していた。

中国国内ではこの方針が「日本の首を締める」という刺激的なスローガンとして喧伝された。強硬姿勢を見せ始めたかに見えたが、その直後に方針を撤回する形となった。

▶ 続きを読む
関連記事
『論語』学而篇から治国の本質を解き明かす。晏嬰の信義、漢文帝の節約、召公の愛民という歴史的逸話を通じ、真の善政とは「無事」を極めることにあると提示。時代を超えて響く孔子の徳治思想を紐解く
東京の片隅にある8席のラーメン店。効率や規模拡大を追う現代で、「この一杯しか作れない」と職人が一生をかけて紡ぐ静かな境地とは。稲盛和夫の「敬天愛人」や儒教の「智」を通じ、真の豊かさを問う
『論語』学而篇(四)を解説。「吾日三省吾身」に秘められた内修の天機と、古代教育における「修徳開智」の本質を読み解く。単なる教訓を超え、偽善を排して真の「忠・信」を実践するための指南書となる一文
中国共産党は西側の多文化主義や対立構造をいかに利用し、自滅を加速させているのか。社会の4つの層に潜む「工作」の実態と、深い経済的依存を抱える日本固有の脆弱性を解き明かすシリーズ第4篇
孔子の『論語』学而篇・第三章「巧言令色」を現代の視点で紐解く解説記事。へつらいや目先の恭順に潜む「偽善」を警戒し、直言や道義の堅守こそが真の忠孝と仁徳に繋がるという儒家の神髄を分かりやすく明かす