広東省汕頭市の参拝地で、洗面器とQRコードを置き、通行人に金銭を求める人たち。2026年3月。(ネット動画よりスクリーンショット)
観光地に広がるスマホ決済の物乞い

中国の参拝地に並ぶ「QRコード寄付」

中国南部・広東省の沿海都市、汕頭市にある地元の人々が願掛けに訪れる参拝地で、異様な光景が広がっている。石段の両脇に、物乞いの人たちがずらりと並んでいるのだ。

手には色とりどりのプラスチックの容器。足元には現金の代わりにQRコードが置かれ、スマートフォン決済での「寄付」を求める。高齢者や体の不自由な人の姿も多く、中には点滴を付けたまま横になっている人もいる。参拝客は、祈りの場に向かう途中でその列の間を通らなければならない。

地元では「ここ数年ずっと続いている」との声がある。景気の悪化が長引き、仕事を失った人や十分な支援を受けられない人が増えているという見方がある一方、「組織的な職業的物乞いではないか」と疑う声も少なくない。

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