高市首相 世界経済への「甚大な打撃」を警告 日米首脳会談でエネルギー供給網の不確実性に危機感
高市早苗首相は19日(現地時間)、米ワシントンのホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領と会談し、対イラン作戦に伴うエネルギー供給網の不確実性が世界経済に及ぼす影響について強い懸念を示した。高市首相は、現在の国際情勢について「世界全体が非常に厳しい安全保障環境に直面している」と述べ、事態が各国経済に深刻な打撃を与える可能性があるとの認識を示した。
会談の冒頭で高市首相は、中東情勢にとどまらず国際社会全体で不透明感が高まっていると指摘し、イランによる近隣諸国やホルムズ海峡への攻撃を非難した。また、イランの核兵器保有を阻止するトランプ政権の姿勢や、情勢沈静化に向けた米側の取り組みを支持するとし「このような状況でも世界に平和をもたらせるのはドナルド、あなたしかいないと確信している」と述べ、国際社会への働きかけに協力する意向を表明した。
エネルギー供給と市場安定化を巡っては、具体的な対応策についても協議した。高市首相はエネルギー市場の沈静化に向けた提案を提示し、両首脳はこれらの提案を含め、市場安定化に向けた方策を協議した。さらに、ホルムズ海峡の安全確保に向け、日本の掃海艇の活用についても検討対象とした。
関連記事
7日午後、NATO首脳会議において、日米韓の3か国の外相は、中共海軍が6日に原子力潜水艦から弾道ミサイルを発射した事態について懸念を共有。日米韓による「戦略的連携」を示し続けることの重要性を改めて確認した。
高市早苗首相とインドのモディ首相は、エネルギー、技術、防衛分野での協力を強化することで一致したと表明した。アジアの二大国は、中国への経済的依存を減らし、より強靭なサプライチェーンを構築しようとしている
7月2日、インドの首都デリーで、日本の高市早苗首相とインドのナレンドラ・モディ首相による日印首脳会談が行われた […]
高市総理はインドを訪問し、経済安保や投資連携の強化を協議する。モディ首相との会談や経済フォーラムを通じ、戦略的利益を共有。中国の威圧を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す
激動の中東情勢やサプライチェーンの危機に対し、高市総理がG7サミットで共同備蓄連携を提案し合意を形成。英仏独伊やトランプ米大統領、欧州の「準同盟国」との多層的な連携で挑む高市外交の全貌を解説