広東省で住民が政府による葬儀場の建設に反対し、数日間抗議活動を続けている(動画スクリーンショット)

広東省で大規模抗議 住民が機動隊に投石

連日にわたり、広東省茂名市信宜の民衆が居住区付近への葬儀場建設に抗議している。当局は大量の防暴警察(機動隊)を投入して鎮圧を図ったが、憤った民衆は市役所前で卵や石、ペットボトルなどを投げて反撃した。現場では負傷者や拘束者が出ており、村落や道路が封鎖される事態となっている。

3月19日、広東省茂名市信宜の住民らが再び市役所前に集まり抗議活動を行った。現場の動画によると、大勢の民衆が集結する中、当局は盾を装備した完全武装の警察官を大量に配備して正門を警備。一人の勇敢な白髪の女性住民が警察に向かって卵を投げつけると、民衆から喝采が沸き起こった。別の動画では、民衆が警察に対して石を投げ、盾を持った警察部隊が民衆の中に突撃して激しい衝突に発展する様子が映し出されている。

ネット上では、「白髪の老婦人が卵を投げつける決定的瞬間に圧倒された。これこそ独裁政治に抗う者の模範だ」と称賛する声も上がった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国湖南省瀏陽市の花火工場で5月4日、大規模な爆発事故が発生した。当局は当初、26人死亡、61人負傷と発表していた。一方、現場映像や関係者の証言が相次いで伝えられるなか、実際の被害は公式発表を上回るのではないかとの疑念も広がっている
中国・山西省太原市の商業ビルで土曜夜に火災が発生し、少なくとも3人が死亡、23人が負傷した。火は外壁を伝って上階へと急速に燃え広がり、現場では飛び降りて避難した人がいたとの情報も出ているが、実際の被害状況はなお不明な点も多い
中国で「反スパイ」強化を背景に、海外からの帰国者が重点監視対象とされ、言動や交友関係まで記録される動きが各地で広がっている。監視網の社会的拡大が指摘されている
中国の海外留学はピーク時から約2割減少し、帰国者は増加傾向にある。背景には各国の就労・移民政策の変化や中国経済の減速などがあり、留学を取り巻く環境に変化が生じている
SNSの転送25件で懲役7年半の求刑。一方、数億円を貯め込んだ汚職官僚には寛大な新基準を適用。中国で加速する「官に甘く民に厳しい」司法の歪み