米軍の中東での軍事配備が明らかに強化されている。さらに「ハルク島を占領する」という作戦構想も明らかになった。写真は2017年3月12日、ペルシャ湾沿岸のハルク島にある石油施設(ATTA KENARE/AFP via Getty Images)

イラン原油の重要拠点カーグ島占領案が浮上 対イラン交渉の切り札となる可能性

米軍の中東での部隊配備は明らかに強化されている。こうした中、「カーグ島を占領する」作戦構想が浮上している。

イギリスの フィナンシャル・タイムズ は3月25日、この構想の核心はイラン最大の石油輸出拠点であるカーグ島を地上作戦で掌握することにあると報じた。ここを制圧すれば、イランの原油輸出の約9割を押さえることになり、今後の交渉において極めて重要な切り札となる可能性がある。

トランプ氏は26日、トゥルース・ソーシャルへの投稿で「イラン政府の要請に基づき、本声明をもって、エネルギー施設破壊の期限を10日間延長し、2026年4月6日(月)東部時間午後8時までとすることを表明する」と述べており、今すぐの戦闘は行われることはなくなった。

▶ 続きを読む
関連記事
イランをめぐる戦闘が続く中、中国の海運大手である中国遠洋海運集団が突然、中東向けの新規予約を再開すると発表し、さまざまな憶測を呼んでいる
ドナルド・トランプ大統領は、テヘランとの協議の進展を理由に、イランのエネルギー施設に対する攻撃の可能性を延期する決定を下した。
米軍の中東における展開は明らかに強化される中、イランの原油輸出の約90%を担うカーグ島占領の作戦構想も明るみに出ており、米軍が同島を掌握すれば、その後の交渉において決定的な切り札となり得る。
3月24日、イランは国連安全保障理事会(UNSC)および国際海事機関(IMO)に対し正式に口上書を提出し「非敵対船舶」がイラン当局との調整のもとでホルムズ海峡の通航を許可されると表明した。これに先立ち、イランはエネルギー輸送にとって極めて重要なこの国際水路を封鎖すると脅迫し、世界経済を動揺させていた。