成長鈍化のしわ寄せが個人に
中国で住宅ローン返せない人が急増
住宅ローンやクレジットカードの支払いができなくなる人が増えている。工商銀行や建設銀行など主要銀行の決算によると、返済の遅れや貸し倒れは各行で増加し、2025年は回収が難しくなった個人向けローンの処理額が前年比で85%増えた。住宅ローンやカードの利用額も減り、個人向けの貸し出しは縮小している。
背景にあるのは、不動産市場の冷え込みだ。家が売れにくくなり、価格も下がる中で、住宅ローンの負担だけが残る人が増えている。さらに景気の停滞で収入が伸びず、毎月の支払いが重く感じられる人も増えている。
その結果、銀行に返済できなくなるケースが目立ってきた。住宅ローンだけでなく、カードの支払いや生活のための借り入れでも同じ傾向が広がっている。
関連記事
イラン戦争、貿易、人権、台湾問題が北京会談の主要議題となる見通し
米議会で提出された、チベットでのジェノサイド認定を求める超党派法案と、トランプ氏によるジミー・ライ救出への意欲を報じる。中国の弾圧に対し、米国が人権と経済の両面からどう対峙すべきかを問う解説記事
「大学を出ても仕事がない」中国で「焼き肉職人学校」に応募殺到。その中には大卒者までいた。しかも今の中国では、「配達員学校」「垢すり学校」「ザリガニ学院」まで次々に誕生。若者たちの進路が大きく変わり始めている
イランに対する米国の経済封鎖は、間接的に中国共産党政府に圧力をかけている。アナリストらは、これはトランプ氏が習近平との首脳会談を前に、交渉の切り札(レバレッジ)を構築しているものだと分析している
「こんな上海は見たことがない」上海市民からそんな声が出ている。かつて人であふれた大型商業施設では閉店した店が並び、上海駅周辺も人通りが激減。中国経済の冷え込みが、ついに上海の街並みまで変え始めている