中東政治の専門家であり米国国家安全保障アナリストのサヤン・サミ氏(新唐人)

「今 イランに真の指導者はいない」 イラン政治の分岐点=専門家

中東情勢は緊張緩和の兆しを見せており、トランプ米大統領は先日、イランのエネルギー施設への攻撃を10日間延期すると発表しました。では、現在イランで実際に権力を握っているのは誰なのでしょうか?将来的にどの勢力が権力を握る可能性があるのでしょうか?新唐人の記者キャリー・ダンストが、中東政治の専門家であり米国国家安全保障アナリストのサヤン・サミ氏に独占インタビューし、現状分析と今後の行方を伺いました。

新唐人テレビ記者キャリー・ダンスト:「現在、中継でつながっている方は、中東および国家安全保障アナリストのサヤン・サミさんです。ご出演いただきありがとうございます」

中東および米国国家安全保障アナリスト サヤン・サミ氏:「おはようございます。お招きいただきありがとうございます。良い質問ですね。誰も本当に権力を握っていません。というのも、誰もが、どの機関もそれぞれ勝手に動いていて、真の指導者がいないのです。トランプ大統領がこう言ったのも、彼らに選択を迫る意味がありますし、また米国政府がより多くの時間を稼ぐ絶好の方法でもあります」

キャリー・ダンスト:「では、この状況には第三の道、あるいは中間的な選択肢はあるのでしょうか?政権がそのまま権力を維持するパターンや、政権が完全に交代するパターンのほか、折衷案はあるのでしょうか?おそらくベネズエラに近い状況のように、政権の一部メンバーは権力を保持しつつ、議会制に近い体制へ移行するというかたちです」

サヤン・サミ氏:「その可能性はあります。しかし現状のイランでは、国を正しい方向に導ける真の指導者は存在しません。トランプ大統領が言ったように、彼らはベネズエラのロドリゲス暫定大統領のような人物を探しているのです。しかしイランには今、そのような人物はいません。なぜなら、有力候補はイラン政権の側に立つか、既に刑務所(政治犯として)にいるからです。これが問題なのです。ただし、体制内から、シリアの元首相のように、アサド崩壊後に過渡期に合意し、国を引き継ぐ勢力に権力を移す人物が現れる可能性はあります」

キャリー・ダンスト:「イランのアラグチ外相がその可能性があるのでしょうか?彼はイランを代表して交渉しているように見えます」

サヤン・サミ氏:「問題はここにあります。アラグチであれ、ロウハニ元大統領であれ、ザリフ元外相であれ、彼らはイラン政権やそのイデオロギーと深く結びついています。今、彼らに突然方向転換をさせるのは非常に難しい。さらに重要なのは、国民も彼らを再び信頼するのは困難であるということです。国民は、彼らが裏切りや殺害、強姦を行った体制の一部だと感じるでしょう。したがって、彼らはイラン国内で正当性を持っていません。軍の指導者が現れる可能性はありますが、革命防衛隊からは現れないでしょう。国民は革命防衛隊に強い反感を抱いているからです」

サヤン・サミ氏:「現在、イラン国民は、レザ・パフラヴィ王太子を自分たちのリーダーとして求めています。もし彼に安全な帰国ルートを提供できれば、状況は変わる可能性があります。国民は彼を支持し、彼は過渡政府を組織できるでしょう」

キャリー・ダンスト:「ありがとうございます。サヤン・サミさん、ご出演いただきありがとうございました」

サヤン・サミ氏:「お招きいただきありがとうございます」

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