米国務省は18日、先月から一時停止していた留学生ビザ申請を再開 (MARK RALSTON/AFP/GettyImages)

中国の海外留学 ピークから2割減 帰国者数は増加続く

かつて中国人から「金メッキの道」と見なされていた海外留学に、いま変化が生じている。最新データによれば、中国の海外留学生数はピーク時から約2割減少する一方で、帰国者数は増加を続けている。専門家は、この傾向の背景には国際的な政策環境、就職市場、投資対効果など複数の要因があると指摘している。

中国教育部の留学サービスセンターの最新統計によると、昨年の中国人海外留学者数は57万人を超え、2019年の70万人超という過去最高水準から約20%減少し、全体規模は2016年前後の水準にまで縮小した。

一方で、留学生の帰国者数は増加傾向にある。中国教育部の統計では、帰国者数は2023年に約42万人、2024年に約50万人、2025年には約54万人へと年々増加している。

▶ 続きを読む
関連記事
ポルシェが中国市場で店舗を急縮小。巨額赤字と4年連続の販売減の背景には、ベンツや日系車をも巻き込む中国本土の深刻な自動車消費の低迷がある。現状を徹底解説
中国で7月1日に施行された「民族団結進歩促進法」。中国国内の少数民族への弾圧だけでなく、「越境弾圧」を強化し、日本でも拉致される可能性がある。ウイグルやチベット、南モンゴル、香港の出身者らに強く警告
中国の中古住宅価格は6月も下落し、100都市で50か月連続のマイナス。下落幅も拡大した。一方、新築は一部で上昇し、賃貸は季節需要で小幅上昇と、需給の分断が鮮明となっている
中国の重慶鋼鉄が巨額赤字と株価低迷の中、経営陣による自社株買い増しを発表。しかし不動産不況による需要激減で、業界全体が「冬の時代」に突入している。中共政権のハイテク偏重政策の影で苦境に立たされる伝統産業
ロイター通信は、ロシア軍要員が中国で秘密訓練を受け、ロシアと中国の将官少なくとも4人が関与していたと報じた。訓練には核・放射線関連の内容を含む3週間の課程も含まれた