FBIのカシュ・パテル長官は2025年8月11日、ワシントンD.C.のホワイトハウスで記者会見を開いた。 同年10月15日、パテル氏はトランプ政権発足から7か月の間に、中国のスパイ活動に関連する逮捕件数が50%増加したと発表した(Madalina Kilroy/The Epoch Times)

中共スパイハッカーを米で起訴 FBI長官「歴史的勝利」

「国家級」スパイハッカーの徐沢偉被告は、すでにイタリアから米国へ引き渡され、裁判を受けている。徐被告は9件の容疑で起訴されており、FBIのパテル長官はこれを「歴史的な勝利」と述べた。

徐被告は27日、ヒューストンで出廷した。9件の容疑で起訴されており、その中には中国共産党のコードネーム「鉿」による大規模なハッキング活動への関与が含まれている。この活動は世界中の数千台のサーバーに影響を及ぼし、1万3000以上の米国機関が被害を受けた。

資料によると、33歳で上海在住の徐被告はコンピュータ会社に勤務しており、長期にわたり中国国家安全部および上海の国家安全局の指揮を受けていたとされている。

昨年7月、徐被告はイタリアで逮捕された。FBIの報告によると、徐被告はさらにハッカー組織に関与し、テキサス州の大学が開発中だった新型コロナウイルスのワクチン資料や米国政府の機密情報の窃取を企てた疑いも持たれている。

また、共犯者もおり、44歳の中国籍の張宇容疑者で、現在も逃亡中である。

パテル氏は、徐被告の件について「歴史的な勝利」と述べた。

さらにパテル氏は4月28日、X上に「イタリアの協力パートナー、特にイタリア国家警察長官ヴィットリオ・ピサーニに深く感謝する。攻撃者がどこに身を潜めていようとも、必ず法の裁きを受けさせる」と投稿した。

関連記事
8月15日、日本は81回目の終戦の日を迎える。その2日前の13日、ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪れたという。なぜ今、プーチン大統領は択捉島を訪問したのだろうか
米国でAIデータセンター建設への反対運動が拡大している。トランプ米大統領は中共が背後で煽動していると主張。一方、AIデータセンターや先端半導体では米国が大きく先行している
東南アジアの拠点を舞台に巨額の暗号資産をだまし取る国際詐欺組織に対し、FBIが本格的な反撃を進めている。人身売買や暴力で維持される「詐欺工場」の実態と、巨額資金の押収や摘発に挑む米当局の最新動向を伝える
公開されたファウチ氏の内部日記から、パンデミック初期の政治的思惑やワクチン効果の認識、メディア統制の実態が浮き彫りに。政府中枢で何が起きていたのか、膨大な一次資料からコロナ危機の深層を暴く決定版論評
中共の「関税逃れ」をAIで監視へ。トランプ政権が「探知型国境監視」システムを開発進める。40か国超に広がる迂回輸出網を標的に、貨物や企業情報をAIで分析し摘発を強化する方針。