富士フイルム 半月板損傷に新治療 「切り取る」から「残して治す」選択肢へ
富士フイルムグループの富士フイルム富山化学は、日本国内で初めて、半月板損傷を対象とした再生医療等製品「セイビスカス®注」の製造販売承認を取得した。
半月板は、膝の中にあるクッションのような組織である。歩く、走る、ジャンプするなどの動作で膝にかかる衝撃をやわらげる役割を担っている。しかし、スポーツで強い力が加わったり、加齢で弱くなったりすると、半月板が裂けることがある。
これまで国内では、半月板の手術が年間約5万件行われており、その約半数で、傷んだ部分を切り取る「半月板切除術」が行われている。切除術は痛みを早く軽くする効果が期待できる一方、半月板を失うことで膝のクッション機能が弱まり、長い目で見ると膝の軟骨に負担がかかりやすくなる。その結果、変形性膝関節症につながるリスクが高まることが課題だった。
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