関西万博に使用されたバス(Shutterstock)

大阪万博EVバス事業が巨額損失 不具合相次ぎ190台の活用断念

大阪・関西万博の輸送手段として導入された大阪メトロの電気バス(EVバス)事業が、約67億円という巨額の損失を生む事態に発展した。車両トラブルが相次ぎ、安全確保の見通しが立たないことから、万博後に予定していた路線バスや自動運転バスの実証実験への転用を断念し、車両は「無価値」と判断されたためである。産経新聞などが報じた。

大阪メトロは14日、2026年3月期連結決算で、万博で使用したEVモーターズ・ジャパン(北九州市、以下EVモーターズ)製EVバスを巡り、総額67億円の特別損失を計上したと明らかにした。

EVバスは大阪メトロがEV社から190台を購入し、そのうち150台を万博会場へのアクセス輸送などに使用していた。万博閉幕後には、通常の路線バスや自動運転バスの実証実験に活用する構想だったが、運行中にハンドル操作と車両挙動が一致しないなどのトラブルによる事故が相次ぎ、安全性への懸念が解消されなかったことから、全車両の転用を断念する判断に至った。

▶ 続きを読む
関連記事
日本で高齢者を助ける通行人に「助けちゃだめ」と叫ぶ中国人観光客の動画が再拡散。南京彭宇事件や最近の賠償トラブルから、中国で人助けをためらう社会不信の背景を追う
フランスとサウジアラビアは、パリ近郊に3つの大型テーマパークを整備する計画で合意した。投資額は60億ユーロで、このうち1つは「ドラゴンボール」がテーマ。約2万2千人の雇用創出を見込む
「極端な気象が増えた」は思い込み? 気候学者クリスティ氏が過去100年のデータを除外なしで徹底再検証。浮き彫りになったのは、従来の説を覆す意外な事実と、データ処理の裏に隠された「もう一つの現実」だった
米中のAI競争が、モデル性能や計算能力から軍事・宇宙分野へ広がっている。半導体、電力、人型ロボット、自律システムを巡る両国の強みと弱み、AI軍備競争の次の主戦場を専門家が分析する
AI大手5社の制御不能時の対応策をGuidelight AI Standardsが評価。OpenAIが5点満点中3点で最高評価となる一方、AnthropicとMetaは公開情報の不足から最低評価となった