大阪万博EVバス事業が巨額損失 不具合相次ぎ190台の活用断念
大阪・関西万博の輸送手段として導入された大阪メトロの電気バス(EVバス)事業が、約67億円という巨額の損失を生む事態に発展した。車両トラブルが相次ぎ、安全確保の見通しが立たないことから、万博後に予定していた路線バスや自動運転バスの実証実験への転用を断念し、車両は「無価値」と判断されたためである。産経新聞などが報じた。
大阪メトロは14日、2026年3月期連結決算で、万博で使用したEVモーターズ・ジャパン(北九州市、以下EVモーターズ)製EVバスを巡り、総額67億円の特別損失を計上したと明らかにした。
EVバスは大阪メトロがEV社から190台を購入し、そのうち150台を万博会場へのアクセス輸送などに使用していた。万博閉幕後には、通常の路線バスや自動運転バスの実証実験に活用する構想だったが、運行中にハンドル操作と車両挙動が一致しないなどのトラブルによる事故が相次ぎ、安全性への懸念が解消されなかったことから、全車両の転用を断念する判断に至った。
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