絶叫施設ブームの裏で問われる安全管理
中国の絶叫アトラクションで16歳少女死亡 「安全審査を通った施設1つもない」?
近年の中国では、崖から飛び出すブランコや、滝の上を大きく振り子のように揺れる「高所ロープスイング」など、「SNS映え」を売りにした絶叫型施設が急増している。一方で、転落事故や設備トラブルも後を絶たない。
5月3日、四川省華鎣市の「馬琉岩探検公園」で、16歳の少女が「滝ブランコ」を体験中に転落死する事故が発生した。少女は安全ベルトがしっかり固定されていない状態でスタッフに押し出され、岩に頭をぶつけた。少女は病院へ搬送される途中で死亡した。
この事故をめぐり、中国メディア「極目新聞」は複数の関係者を取材。「設備には操作ミスを防ぐ安全設計が欠けていた可能性がある」としたうえで、「国内約100か所の同種施設で、正式な安全審査を通った施設は1つもない」と報じた。これを受け、中国ネット上では「監督部門は何をしていたのか」「認可がないのになぜ営業できるのか」と批判が噴出している。
関連記事
中国の不動産富豪、潘石屹氏が私的な会食で、任志強の拘束や習近平を批判する書簡について語る動画が流出した。書簡は11人に送られ、その後複数人が拘束されたという
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
中国の土地譲渡収入は2026年1~8月に前年同期比28.6%減少した。地方政府の財政や債務返済への影響が懸念され、「土地財政」が歴史的使命を終える可能性を指摘している
アリババは宅配大手ZTOエクスプレス株を約5億ドルで売却した。過去2年間の資産売却額は200億元を超え、非中核事業を縮小しながらAIとクラウドへの投資を加速している
2026年の最初の8か月間に、中国の「一帯一路」参加国への非金融分野の直接投資は前年同期比11.3%減少し、中国全体の海外非金融分野の直接投資も14.4%減少した。