米国 日本や欧州諸国へ武器引き渡しが遅延することを通知
米国のフン・カオ(Hung Cao)海軍長官代行は21日、上院委員会で、対台湾武器売却が現在「一時停止段階」にあると認めた。主たる理由は、対イラン戦争において米軍が十分な弾薬備蓄を確保するためであり、加えて米中首脳会談の期間中に台湾問題が取り沙汰され、一部の親共産党系台湾メディアやネット上では「疑米論」が浮上した。報道は、台湾だけでなく、イラン戦争による在庫の大量消費に伴い、米国の日本および欧州同盟国向けの武器引き渡しも遅延していると指摘している。
フィナンシャル・タイムズの5月23日の報道によれば、米国防総省(ペンタゴン)が対イラン軍事行動によって大幅に消耗した武器在庫の再建を優先しているため、米国は日本に対し、トマホーク巡航ミサイル400発の引き渡しが遅れる見通しであると警告した。
報道は複数の関係者の話として、ヘグセス米戦争長官が今月初旬の電話会談で、この延期について小泉進次郎防衛大臣に伝えたと報じている。
関連記事
中ロ艦隊が日本列島を半周。中ロ海軍の艦艇4隻が沖縄周辺から太平洋を北上し、宗谷海峡を通過。日本列島東方の海域を広範囲に航行した
防衛装備庁は15日、長射程自爆型無人機(UAV)の脅威に対処する「迎撃ドローン早期取得プログラム」の実証試験について、4社を受託企業に決定した。今回のプログラムは、従来の防衛装備品調達の進め方そのものを変える試みといえる
中国共産党(中共)による軍事的脅威が日増しに強まる中、日本の小泉進次郎防衛相は、防衛力を強化するため、日本は「国家安全保障における核兵器の役割」について議論する必要があると公に表明した。
中国海軍駆逐艦が沖ノ鳥島周辺の日本EEZ内で実弾射撃を実施。中露艦隊は宮古海峡を経て太平洋側へ展開し、日本周辺で同時多発的な活動を確認した
戦争被爆国として日本では長く、核武装はもとより核をめぐる議論自体がタブーとされてきた。小泉進次郎防衛相は17日に、安全保障をめぐり「日本にとっては議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」と述べた