ロシア戦車1.2万両損失 ドローン戦争で「戦車時代」は終焉か
ウクライナ戦争でロシア軍は約1万2千両の戦車を失い、最新型T-90Mも撃破が相次ぐ。ドローンと対戦車兵器の進化により戦場の構図は一変し、装甲戦力の役割が根本から問い直されている。
ウクライナの無人機と対戦車兵器がロシア軍に与えた損失は壊滅的であり、ロシア戦車部隊の主力に深刻な打撃を与えている。最も近代的とされるT-90M戦車でさえ、戦場で相次いで撃破されている。こうした状況を受け、ロシアは残存する新旧の装甲戦力を投入せざるを得なくなっており、同時に現代戦における装甲部隊の役割そのものの再考を迫られている。かつての戦車の栄光の時代は、終焉に近づいているのだろうか。
ロシア装甲部隊の損失は極めて深刻である。5月22日、ウクライナ国防省が発表した日次戦況報告によれば、全面侵攻開始以降、ロシア軍がウクライナ戦場で失った主力戦車はすでに1万1944両に達し、装甲戦闘車両の累計損失は2万4594両に上るという。
関連記事
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
国家は永遠ではなくとも、先人から受け継いだ伝統文化や祈りを次代へ手渡す責務は残る。東西の古典や思想を手がかりに、国家崇拝や排外主義に陥らない健全な祖国愛のあり方と、私たちが果たすべき務めを静かに問い直す論考
米中首脳の公式晩餐会には米国の著名経営者が出席した一方、公表名簿に中国企業の経営者は見当たらなかった。筆者は米中対立や党の統制、経営者を取り巻くリスクから、その背景を読み解く
米中首脳会談後、双方が公表した文書には関税やAIを巡る説明に違いが残った。米側だけが記した事項もあり、台湾問題については双方とも言及していない
トランプ大統領が習近平を空港で出迎えた異例の対応。厚遇の一方、米軍基地では軍用機も並んだ。交渉の場づくりから国力の誇示、過去の歓迎への返礼まで、その狙いを五つの側面から読み解く