イメージ画像。中国の不動産大手・恒大集団の住宅開発プロジェクト。2021年9月、江蘇省太倉市。(Qilai Shen/Bloomberg via Getty Images)
北京や上海も収入だけでは支出を賄えず

美化した数字でも隠せない 中国地方財政の苦境

中国当局の経済統計は、かねてより信頼性に大きな疑問がある。外部が実態を確認することは難しいため、今回は公式データをもとに見ていくが、その「美化している」と指摘する数字ですら、中国各地の財政難の深刻さを浮き彫りにしている。

中国財政省の発表によると、2026年1~3月の地方政府の収入は約3兆6600億元だったのに対し、支出は約6兆5600億元に達した。単純計算では、地方政府は使ったお金の半分ほどしか自力で賄えていない。

さらに各地の財政データを見ると、北京、上海、広東省を含む28の省・直轄市でいずれも、収入だけで支出を賄えない状態になっていた。

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