F-35部品はなぜ中国側の手に渡ったのか UPSのアジア輸送ルートに焦点
オーストラリアから米国へ修理のため送られたF-35戦闘機の部品の一部が、輸送途中で香港に転送され、中国共産党(中共)当局の手に渡っていた。最新の飛行データによると、運送会社UPSのアジアから米国への物流網は、しばしば中国を経由している。米国防総省は事件を調査し、部品の回収を進めており、米議会も調査に乗り出した。
焦点となっているのは、貨物がなぜ本来の輸送ルートを外れたのか、また、これらの部品からF-35のステルス技術に関する情報がどの程度明らかになる可能性があるのかという点だ。行方不明となった部品にはF-35のコックピット・キャノピーと兵器倉扉が含まれ、いずれにも電波吸収材が塗布されている。ロッキード・マーティン社は、該当部品はすでに使用不能であり、分析によって利用されるリスクは低いとしている。ただ、米議員らは、なぜこれらの部品が香港へ転送されたのか明らかにするよう求めている。
ブルームバーグは9月25日の報道で、Flightradar24の公開飛行データを基に輸送経路を追跡した。これによると、部品は5月末にオーストラリアから米国へ向けて発送され、途中で韓国・ソウルを経由した後、香港に到着した。
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