800万年前の林が発見される=ハンガリー

【大紀元日本8月15日】ハンガリー北東部のBukkabranyにある露天掘り炭坑で、800万年前の林が発見された。通常、樹木は年月と共に化石化するものだが、この林は砂嵐などの影響で砂に埋もれ、ほとんど元の状態のままで残っていたという。BBCが12日伝えた。

発見されたのは、およそ800万年前の巨大な木々16本で、太古の落羽松(ラクウショウ)の一種。この木の平均寿命は200年から300年で、発見された時は高さ6メートル、幹の直径は2~3メートルだった。砂の影響で、保存状態は非常によく、茶褐色の色を残し、まるでたった今伐採されたような印象を受けるという。

800万年前の樹木から、当時の気候などを研究する上で重要な材料になると期待されている。

しかし、長い間樹木を保存していた砂が取り払われたため、考古学者たちが研究する前にそれらが塵になってしまう可能性が出てきた。現在、樹木を保護するための緊急措置が取られている。