オルバン氏 ハンガリー選挙で敗北を認める

2026/04/13 更新: 2026/04/13

4月12日、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相は国政選挙での敗北を認め、16年間にわたる長期政権に幕を下ろした。

野党リーダーのペーテル・マジャール氏はX上で、オルバン氏から勝利を祝う電話を受けたことを明らかにした。マジャール氏は投稿の中で「ありがとう、ハンガリー!」と綴っている。

また、マジャール氏はフランスのエマニュエル・マクロン大統領やドイツのフリードリヒ・メルツ首相ら、各国の首脳からも祝意を受け取ったと述べた。

選挙での敗北が確定的になると、オルバン氏は支持者の前で演説を行った。「親愛なる友よ、選挙結果はまだ確定していないが、理解できる明確なものだ。この結果は我々にとって苦痛だが、我々に統治の責任と機会が与えられなかったことは明らかだ。勝者に祝辞を述べる」と、オルバン氏は語った。「今夜の選挙結果が何を意味し、そのより深く、あるいはより高い次元の意味は何なのか。今はまだ分からないが、時が経てば分かるだろう」。

マジャール氏の勝利が確実となったことは、ハンガリーの政治の方向性が劇的に転換することを意味する。オルバン氏の4期にわたる任期は、移民政策の刷新や欧州連合(EU)との関係再構築といった政策に象徴されるものだった。

オルバン氏が最も決定的な行動の一つをとったのは、2015年の欧州移民危機の際である。移民政策研究所によれば、約39万人の移民申請者(その大半はムスリムであった)がハンガリーに入国した。オルバン氏は移民の流入を阻止するため、ハンガリー南部国境沿いにカミソリの刃が付いた有刺鉄線の柵を建設するよう命じた。

セルビアとの国境沿いに築かれたこの障壁は、政府が越境制限に踏み切るなか、警察と軍のパトロールによって強化された。

こうしたオルバン氏の政策は、EUからの批判を招いた。2022年の欧州議会の報告書において、フランスの政治家で欧州議会議員のグウェンドリン・デルボス=コーフィールド氏は「ハンガリーは民主主義国家ではない」と述べている。

米国ナッシュビル在住のエミー賞受賞ジャーナリスト。以前はニューヨーク・ポストやフォックス・ニュース・チャンネルで働き、ニューヨーク市ではオフ・ブロードウェイ・ミュージカルのシリーズも執筆した。
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