プーチン氏 北京の支援に期待か ロシア軍はウクライナ前線で苦戦

2026/05/21 更新: 2026/05/21

ロシアのプーチン大統領は20日、北京で中国共産党(中共)の習近平党首と会談し、2日間の訪問日程を終えた。会談でプーチン氏は中露の戦略的協力関係を強調し、両国関係は「かつてない水準」に達していると述べた。

会談後、双方は共同声明と20件の協力文書に署名した。しかし、ロシア側が長く期待してきたエネルギー協力では大きな進展は見られなかった。特に注目されていた天然ガスパイプライン「シベリアの力2」計画については、価格や契約条件をめぐる協議が依然としてまとまっていない。

今回の訪問は、ウクライナがロシア本土への攻撃を強める中で行われた。プーチン氏は中露の結束を誇示するとともに、経済面と戦略面で北京からさらなる支援を引き出そうとしているとの見方が広がっている。

CNNのニック・パトン・ウォルシュ記者は、「戦場はわずか1年で大きく様変わりした」と伝えた。

同記者はウクライナ東部コンスタンチノフカの前線を取材し、新たなドローン戦の中で、ウクライナ軍が不足する兵力をドローンや自動化装備で補っている実態を目の当たりにしたという。ウォルシュ氏によると、ロシア軍の進軍速度は大幅に鈍化し、多くの犠牲を伴っている。ウクライナ側の統計では、ロシア兵の死傷者は月に3万5千人に上っている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、「今月、情勢はわれわれ、ウクライナに有利な方向へ変わった。われわれはより多くの陣地を確保し、より大きな損害を与えた。ロシアに対する長期的な制裁の効果は、特に顕著に表れている」と述べた。

一方、ロシア軍はオデーサやスーミを含むウクライナ各地への空襲を続けている。複数の人が負傷した。

関連特集: 欧州・ロシア