最高裁判所付属陳情窓口で、直訴者暴力によって死亡=北京

【大紀元日本2月9日】2月4日午後4時ごろ、黒龍江省直訴者・李桂芬さんが北京駅南の高等裁判所付属信訪辦(民衆の陳情を受け付けてくれる場所)の入り口で殴打され死亡した。

事件を目撃した新疆から直訴者・余光中さんによると「李さんは入り口で数人に殴られ、倒れて死亡した。周りに見物者が沢山いたが、警察は到着後に、見物者たちは被害者に近寄せられないようにした。死者の李さんはすでに50歳を過ぎている。加害者は現場にいた公安に連行された。私が午後4時20分に現場を離れたときに、遺体はまだそのまま放置されていた」と語った。

情報によると、李さんは両膝を使うしか移動できない身体障害者で、十数年間北京へ直訴し続けているが、今回は直訴者を取り締まる政府関係者に殴打されたとみられるが、詳細は分からないという。

実際、昨年11月ころから黒龍江省の直訴たちがハルピンの政府関係者に連行され監禁されることが頻繁に起きた。多くの直訴者は連行されてから殴打され虐待されたことが分かり、関係者は外界に対して、救助および強い関心を寄せるように緊急の呼びかけを行った。

2月4日が北京高等裁判所付属信訪辦にとって、直訴者を受け付ける最後の日で、午後には数百人が訪ねた。李さんは最高法律機構の窓口で死亡させられたことは、提唱している「調和社会」に対して、何とも皮肉なことだ。

(記者・古清兒、翻訳/編集・余靜)
関連記事
2024年5月19日、前大統領ドナルド・トランプは、現職大統領ジョー・バイデンに対して初の大統領討論会前に薬物検査を受けるよう要求する意向を示した。トランプ氏はバイデン氏が3月の一般教書演説の際に「薬物の影響下にあった」と主張し、そのため討論会前に薬物検査を受けるべきだと述べた。
中華民国第16代の総統と副総統の就任式が5月20日に華やかに行われ、米国、日本、ヨーロッパからの要人が祝福のために来訪した。新総統の頼清徳氏は「国民を最優先に」と述べ、台湾が世界の発展に貢献する強い存在であるべきだと力説。台湾の国民は新しい政権に何を期待しているのか? 詳細をお伝えする。
ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が終わりに近づいている。5週間にわたる審理を経て、検察側はすべての証人喚問を終え、トランプ氏側の弁護団は反論の証言を手短に済ませる予定だ。ニューヨーク最高裁のフアン・メルチャン判事は、5月21日に最終弁論を始める準備を整えるよう双方に指示した。
2024年5月13日、米国国会議事堂の前で、ある特別な意味を持つ米国国旗が掲揚された。これは、法輪功の創設者である李洪志氏に対する敬意と、法輪大法が社会にもたらした素晴らしい影響を称え、世界法輪大法日を祝う行事の一環だ。
「パンデミックに対するこの新たな提案(パンデミック条約)は非常に歪んでいる。これはビジネス戦略であり、公衆衛生上の戦略ではない。富の集中と植民地主義によるビジネスだ」元WHO職員 デイビッド・ベル氏