中国の豪雨被害 死者1072人、被災人口1億4千万に

【大紀元日本8月5日】今年に入ってから、中国全土がここ10年来で最大の洪水被害に見舞われている。4日の時点での死者は1072人、行方不明者は619人に上っている。被害は34の行政地区のうち28地区に及び、被災人口は1億4千万人、倒壊家屋は110万戸に達した。洪水がもたらした直接の経済損失は2096億元(約2兆6400億円)に上る。中国国営新華社が伝えた。

今年の洪水は中国全域にわたる。南部の長江から、中部の黄河、北部の松花江など、各地の主要河川の流域で相次いで発生した。

最近では中朝国境を流れる鴨緑江や図們江(北朝鮮名、豆満江)の吉林省内の流域で記録的な豪雨に遭遇し、74人が死亡する被害をもたらした。現在も2つの河川とも警戒水位に達しており、一旦氾濫すると、吉林省のみならず、北朝鮮にも大きな影響を及ぼすという。

(翻訳編集・張YH)
関連記事
今年のメーデー連休ではあまり費用をかけない「貧乏旅行」をする人が目立ち、1人当りの旅行消費額は旅行消費額は過去最低記録を更新した。
8日の参議院決算委員会で、斎藤経産相は「再エネ発電事業者が意図的に発電設備の稼働を抑制・停止させること自体は可能だ」と述べた。中国による電力供給停止の危険性を質した柳ケ瀬裕文議員(日本維新の会)に対する答弁。
2024年、米国大統領選挙が行われる年にあたり、中共による米国向けの情報戦が激化していると言われている。米国務省の官僚たちは、中共が情報操作を巧みに行い、世界中に自らのイデオロギーを広めることで、米国をはじめとする民主主義国家の利益に、危害を加えていると警鐘を鳴らしている。
2024年5月9日、中国が打ち上げたロケットの残骸が「またも」人が住む村のすぐ近くの山の中に落下したことがわかった。