【大紀元日本3月30日】いつの時代にも、健康で長生きするということは、幸せの代名詞です。唐の時代の有名な禅師である石希遷(Shi Xiqian)は、健康と長寿のために、秘められた独自のレシピを持っていました。それによると、肉体的に重要な部分は胃なのですが、それより大切なのは慈悲の心を持つということだそうです。つまり、他人へのちょっとした優しさ、親への孝行、正直で誠実な人柄などが重要なポイントなのです。
ブラジルの医師、マーティン(Martins)さんは、10年に及ぶ研究により、長寿の人のほとんどが善良であり、誠実であるということが分かりました。
善良な人たちは、他の人に対してとても親切です。年寄りを大切にし、子供たちを守るので、自然と周りの人から尊敬されています。また彼らは落ち着きがあり、良好な人間関係を保つことが出来るので精神的に満足しています。
このような環境の中にいると、神経の内分泌系は穏やかで、体の生理的な機能や免疫作用なども自然と良く働き、健康を維持することができるのです。
マーティンさんは、自身の研究によって、体の正常な機能と特定の行為の間には、次のような一定の関係があることを突き止めました。
利己的な人たちは、強い嫉妬心をもち、自分が得することや、より多くの利益を得ることを考えています。これらは、常に大脳皮質の強い緊張を促して、臓器や免疫系の機能不全など様々な病気を引き起こす心理的要因となるのです。
つまり、利己的な考えをもつことは、人間の寿命にとって健康的ではなく、マイナスに働くのです。
(翻訳編集・山崎)
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