【大紀元日本2月17日】神韻は、中国伝統文化に基づく純善・純美の舞台芸術である。そのような神韻の美しさは、分野は異なっても、美しいものを対象とする専門業界の人にとりわけ深く感じられたようだ。
14日の昼公演を鑑賞した松村達也さんは宝飾デザイナーであり、オリジナルジュエリーを扱う会社の社長でもある。その松村さんに感想を聞いた。
「こんなにすばらしいものが見られて、なにか自分が王様になったような、特別な気がしました。私は二胡を少しやるのですが、二胡の演奏ももちろんすばらしかったですし、本当に全ての演目が良かったです」
さらに松村さんは、「不思議なのですが」という前置きの後に、次のように語った。
「始めの幕が上がる前から、感動がこちらに伝わってきました。この舞台を通じて、私は自分の人生に多くのものを得ました。まず、基本が大切だということです。また、五千年前からの文化を継承してきたからこそ、私たちは今日こうしてそれを見ることができ、また未来の人も見られるわけです。つまり、文化を継承していくことの大切さを知ったということです。私たちは、この一瞬の時を歯車のように生きていますが、そこをしっかり生きるという心意気を、これからの日常のなかに生かしていきたいと思います」
現代中国において実際に続いている迫害と、それに屈しない勇気ある人々を描いた舞踊劇について、松村さんは次のように述べた。
「物語の意味はよく伝わりました。先ほど文化を継承することの大切さについて申しましたが、それと同様に、正しいことを正しいとして伝えていけば、必ず望ましい形になると思います」
松村さんはインタビューの最後に、神韻の若い団員に向けて、「大志をもって精進を続けていってください。皆さんのやっていることは、人間の心に必ず伝わります」と激励の言葉を送った。
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