結婚、中年期を生き抜く助けに

【大紀元日本2月14日】忙しい毎日を送る独身中年は不摂生な生活に陥りがちだ。最近の研究で、中年期に結婚していないと早死にするリスクが高まることが分かり、米デューク大学医療センターの研究者がオンラインで「Annals of Behavioral Medicine」誌に発表した。

アイリーン・シーグラー(Ilene Siegler)博士らは、1940年代生まれの約4800人のデータから、中年期の婚姻状況、結婚前の性格、社会的地位や経済状況、不健康な生活習慣などを分析。どのような人が、なぜ高齢者になる前に亡くなるのかを考察した。

その結果、未婚者は、安定した結婚生活を送っている人に比べ、2倍以上も早死にするリスクがあることが判明。配偶者を失った人も同様で、高齢期まで存命する可能性が低下している。人格、行動など他の要素を採りいれて考察しても、婚姻状況は生存に多大な影響を与える要素であることが示された。

結婚を通して、社会的なつながりや精神面の支えが得られる。このことが中年期を生き抜く上で重要な役割を果たしているようだと研究者は結論付けている。

(翻訳編集・緒川)