中国 金価格の高騰が若者の結婚観を一変させている

結婚に「本物の金」は不要になった? 変わる中国の結婚スタイル

2025/07/05 更新: 2025/07/05

金の価格高騰が、中国の若者たちの結婚スタイルを大きく変えつつある。

中国、特に南部地域では、結婚式で金製アクセサリーの一式を身に着けるのが習わしだが、今では高額すぎて手が出せない。そこで多くの若者が「見た目さえ整えばいい」と割り切り、金メッキ品や模造アクセサリーで、式を演出している。

最近は、結婚式用に、短期間だけ金製品をレンタルするサービスも登場し、こうした「レンタルゴールド」が、新たな常識として浸透しつつある。

一方で、金の高騰と消費低迷が重なり、金製品業界は深刻な打撃を受け、店舗閉鎖が相次ぎ、大手宝飾ブランドの収益も大幅に減少した。今では「買う人」より「売る人」の方が目立つという。

もはや「本物」にこだわる時代は終わった。見栄や伝統よりも、現実を優先する――今の中国の結婚事情である。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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