軍事機密漏洩か 広東省の男を摘発 「仲間が50人ほど」

【大紀元日本5月8日】中国国内メディアは5日、広東省在住の男がスパイ容疑で逮捕され、有罪判決を受けたと報じた。男はインターネットを通じて海外にいる諜報機関の指示で23点の軍事機密情報を提供したとされ、懲役10年の判決を受けた。どの国が関わったのかについて言及していない。

報道によると、男は長期にわたりネット上で知り合った「飛兄」という人物に軍が内部向けに発行する雑誌を提供したり、重要な軍事基地を定期・定時に観察し、軍事基地の動きや軍事装備の写真などを渡したという。

さらに、インターネットを通じて、全国で仲間を50人ほどに増やしていたという。

中国政府は通常、スパイ関連の報道に慎重な姿勢を取っているが、今回の報道は異例な出来事である。

また、報道で諸外国を指す「海外」という言葉を使用せず、香港や台湾を意味する「境外」を使ったことから、香港や台湾の諜報機関が関与した可能性が高いと指摘した。

(翻訳編集・林茉莉/高遠)
関連記事
このほど、中国河南省の銀行職員が顧客の預金を横領したことが中国メディアによって報じられた。関連トピックスが中国SNSのトレンド入りすると共に、同様の被害を訴える預金者が続出している。
2024年5月、中国江蘇省蘇州市常熟市にある公園が公開から5カ月足らずで取り壊されたことがわかった。
このほど、「買って1カ月のBYDのEV車(新車)が運転中に漏電し、運転手が電撃傷などを負ったことがわかった。
中国での新型コロナウイルスの流行は、一時も収束したことがない。最近、感染力がより強いとされる新型コロナウイルスの変異株KP.2が拡散し、中共政府は、広東省がこの状況を抑えきれなくなったと、初めて公表した。
「おから工事」と呼ばれる手抜き工事で大勢の犠牲者を出した四川大地震(汶川地震)から16年が過ぎたが、「政府がした約束は今も守られていない」と遺族は訴える。