新種大型恐竜の化石? バスケットボール・コートの幅くらい=オーストラリア

オーストラリア放送局(ABC)10月21日の報道によると、オーストラリアのクィーンズランド州ウィントンで発見された化石は、約1億年前に生存していた草食性恐竜新種であることが確認された。全長12〜15メートルで、バスケットボール・コートの幅と同じくらいの大きさであると話題を呼んでいる。

オーストラリア恐竜博物館(AAOD)総裁のデービッド・エリオット氏(DAVID ELLIOTT)にちなんで、恐竜はサバナサウルス・エリオット(Savannasaurus Elliottorum)と名付けられた。エリオット氏が最初に化石を見つけたのは2005年。同年9月、AAODとクィーンズランド博物館の研究チームが本格的に発掘を始め、10年の歳月を経てすべての化石を組み立てて形にした。

(Livescienceスクリーンショット)

同チームは「科学報告」(Scientific Reports)に発表した文章の中で、発見されたのは竜脚類恐竜ティタノサウルスに属し、草食動物で首と尾が長いと報告している。

専門家は、オーストラリア竜脚類恐竜は白亜紀(約1億2500万年前)に世界各地に生存していた恐竜の子孫で、南米を起源とし、南極を渡ってオーストラリアに入ったと分析している。また、1億2千年前〜1億1千年前までの南極の気候は現在とは異なり、当時は温暖な気候だったため、恐竜はオーストラリアに渡ることができたのだろうと指摘している。

(翻訳編集・豊山)

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