日本、中国高官に北への圧力強化を要請、当局は報道せず

中国の楊潔篪国務委員は5月29~31日に日本を訪問した。楊国務委員が来日した当日、北朝鮮は新たなミサイル発射実験を行った。日本政府は、楊国務委員に対して、今後北朝鮮核・ミサイル問題をめぐって北朝鮮に対する中国側の圧力強化を求めた。しかし中国外交部と政府系メディアは、日本側からの要請を報道しなかった。両国の北朝鮮問題における意見相違を反映している。

外務省によると、谷内正太郎・国家安全保障局長は29日、楊国務委員と5時間にわたり会談を行った。

谷内局長は「北朝鮮の核・ミサイル開発は新たな段階の脅威であり、日中両国が連携し、北朝鮮に対して、更なる挑発行動の自制や国連安保理決議などの遵守を強く求めていく必要がある」と中国側に対して、更なる役割を果たすことを求めた。

しかし、これに対して中国外交部が同公式ウェブサイトで発表したプレスリリースには、谷内局長と楊国務委員が北朝鮮について話し合ったことに関して全く言及しなかった。

また外務省の発表では、岸田文雄・外務大臣は30日に、菅義偉・官房長官は31日午前に、それぞれ楊国務委員と会談した際、同様に楊国務委員に対して、中国の北朝鮮への圧力強化を要請した。

さらに、31日午後に安倍晋三首相は楊国務委員と会見した際、「今北朝鮮への圧力を強化することが重要で、中国の役割は極めて重要であり、更なる建設的な役割を果たすよう」と強く求めた。

  ·しかし、中国外交部と国営新華社通信傘下の「新華網」は、日本側からの要請に触れず、「会談で、楊潔篪氏は朝鮮半島核問題における中国の原則立場と主張を再度表明した」に留まった。

中国当局が日本側の要請を報道しなかった姿勢からは、日本が最も重要視している北朝鮮問題において、両国の間に大きな意見相違があることを反映した。海洋上での衝突や歴史的認識の相違に続き、北朝鮮問題は両国関係改善に新たな課題になったとみられる。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
神韻2018年のダンスの演目『覚醒』では、古代の兵士が伝説の莫高窟(ばっこうくつ)で贖いを求める場面があります。366年に作られ、「敦煌千佛洞」としても知られる莫高窟には、興味深い物語がまつわります。この神秘なる聖なる場所を目指して、数世紀にわたり多くの者が巡礼し、敬虔を示し、壮麗な光景を自分の目で目撃しているのです。
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
旧正月は、家族の再会を祝って団欒し、新たな一年への希望を抱く時です。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、叔父叔母、離れて暮らす親戚に電話をかけて、「新年快楽!」「過年好!」と旧正月を祝います。
今年の旧正月は2月10日から。神々や先祖を敬い、伝統に基づき、家をきれいにして新しい服を着て、新年を祝います。日本では江戸時代まで太陰太陽暦を採用していましたが、明治政府がこれを廃止し、西暦のカレンダーになっています。今日、「明けましておめでとうございます」と言われても、ピンとこない人は多いかもしれませんが、沖縄や奄美大島の一部はいまも旧暦に基づいた祝い事が行われています。