ロシア通信大手、北朝鮮にネット接続提供

[2日 ロイター] – 北朝鮮は、ロシアを通じて新たなインターネット接続を確保した。サイバーセキュリティーの専門家は、これにより北朝鮮がサイバー攻撃を行う能力が高まると予測している。

北朝鮮のインターネット接続はこれまで、中国の国有通信会社、中国聯合網絡通信(チャイナユニコム)に依存してきたが、インターネットの接続状況を監視するDyn Researchは、ロシアの大手通信事業会社トランステレコムが北朝鮮に対してインターネット接続サービスの提供を1日から開始したと明らかにした。

米セキュリティ企業、ファイア・アイのアジア太平洋地域担当最高技術責任者、ブライス・ボーランド氏も、ロシアが北朝鮮にネット接続サービスの提供を始めたことを確認した。

これより先に、米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は、トランステレコムが北朝鮮にネット接続の提供を始めたもようだとの分析を明らかにしていた。

米ワシントン・ポスト紙が報じたところによると、米国のサイバー攻撃対策専門部隊「サイバーコマンド」は、北朝鮮のハッカーに対してDoS(サービス妨害)攻撃を実施。今週末が攻撃の期限だった。

トランステレコムからのコメントは現時点で得られていない。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

関連記事
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。
11月18日、アメリカとフィリピンは軍事情報共有協定を締結し、両国の防衛関係を強化して中国共産党の脅威に共同で […]
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選で中国と対戦。3-1で勝利したが、「アウ […]
中国サッカーが衰退する一因は、賭博を支配する官僚と警察の影響。胡力任氏によると、賭けが普及し、体制下での腐敗が進行中。