カタルーニャ州首相、独立宣言巡る回答期限迫る

[マドリード 16日 ロイター] – スペイン北東部カタルーニャ自治州のプチデモン首相が独立宣言を巡り、正式な立場を明確に示す期限が16日午前10時(日本時間午後5時)に迫っている。

プチデモン州首相は10日、象徴的な独立宣言をしたものの、その後直ちに、効力は一時停止すると発表し、中央政府との協議を求めた。

スペインのラホイ首相はプチデモン氏に対し、16日までに立場を明確にするよう伝え、独立を宣言したと認めた場合は19日までに撤回しなければならないとし、撤回しない場合は憲法155条に基づいて同州の自治権を停止する考えを示した。

スペイン政府は、プチデモン氏が「イエス」または「ノー」か答えるべきだとし、あいまいな回答は独立が宣言されたと認めたと解釈されるとしている。

カタルーニャ州政府に近い複数の関係筋は、 プチデモン氏が期限前にラホイ首相に書簡を送ると述べたが、回答内容については明らかにしなかった。

現地メディアは15日、プチデモン氏が独立を宣言したと明言する可能性は低いと報じた。

プチデモン氏が独立を宣言したと認めれば、中央政府の介入を招くことになる。一方、宣言していないと回答すれば、極左政党CUPは州政権への支持を取り下げる公算が大きい。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]