米国便の保安検査、26日から強化 IATAへの事前相談なし

[ワシントン/台北 25日 ロイター] – 米運輸保安局(TSA)は26日から、全ての米国向けの航空便を対象に乗客の保安検査を強化する。爆発物を隠して持ち込む手口を阻止するのが狙い。

ロイターが取材した航空各社によると、強化措置にはチェックイン時または搭乗口での乗客への質問が含まれ、フライトが遅れたり手続き時間が長くなったりすると懸念されている。TSAは一部の航空会社や空港に対し、対応のための猶予期間を与えているという。

国際航空運送協会(IATA)のドジュニアック事務局長は訪問先の台北で記者団に対し、検査規定の変更前に米政府との間で具体的なリスクに関する情報共有はなかったと発言。「事前に何の相談もなく一方的に措置を発表された。非常に不安で、当惑している」と語った。

関連記事
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。